« おでかけ美術館展2007 開催中 | メイン | 2008年度展覧会予定 »
長野が生んだ洋画家・河野通勢(こうのみちせい1895–1950)が、NHK新日曜美術館で特集されます。
河野通勢は、大正期から昭和戦前期にかけて活躍した画家です。高橋由一に学んだといわれ、長野師範学校の初代の美術教師であり、長野市南県町で写真館を営んでいた父河野次郎のもとで絵画を学び、長野師範学校付属小学校(現・信州大学教育学部付属小学校)、長野中学(現・長野県立長野高校)時代から、天賦の才能をみせます。
二科会や文展などに出品した後、岸田劉生の率いる草土社へ参加し、劉生の死後は大衆小説の挿絵を精力的に制作し、近代の画家として小説挿絵の草分け的な存在でもありました。
近年になって、通勢の日記やデッサンなど、大量の作品や資料が発見されました。特に長野で暮らした少・青年時代に裾花川周辺を題材にした初期風景画、そして聖書・神話を題材にした大量の作品群には、これまで知られてこなかった新たな画家・河野通勢像を見ることができます。
NHK新日曜美術館では、新発見の資料や作品、関係者の取材を通して、通勢の画家としての生涯や制作の秘密が紹介されます。
画像:河野通勢≪裾花川の河柳≫(1915年)
新日曜美術館 「よみがえる大正の鬼才 洋画家・河野通勢」
2008年2月17日
NHK教育 午前9:00~10:00
(再放送) 午後8:00~9:00
長野県信濃美術館では、2008年11月22日~2009年1月18日に、新発見資料を含め、大正・昭和初期の通勢に焦点をあてた巡回展「我に描けぬもの無し 長野が生んだ大正の鬼才・河野通勢展ー新発見資料を中心にー」が開催予定です。
巡回予定は以下の通りです。
2008年2月2日(土)~3月23日(日) 平塚市美術館
4月5日(土)~5月25日(日) 足利市立美術館
6月3日(火)~7月21日(月) 渋谷区立松濤美術館
11月22日(土)~2009年1月18日(日) 長野県信濃美術館